AIが書いた文章をそのまま公開してはいけない理由は2つあります。事実が間違っていることがある点と、どこかで読んだ内容にしかならない点です。
この記事は、AIを使って自社サイトやSNSの発信を増やしたいと考えている経営者向けです。
何が問題になるのですか?
事実の誤りが最も分かりやすい問題です。AIは、もっともらしい文章を作ることに長けています。金額、日付、制度の名称、他社のサービス内容といった具体的な情報ほど、確認せずに載せると危険です。誤りが載れば、責任を負うのは発信した会社です。
もう一つが、内容が一般論に寄ることです。AIは広く知られている情報をもとに書くため、自社ならではの視点が入りません。読んだ人に「よくある説明」としか受け取られず、記憶にも残りません。
検索でも同じことが起きます。他社と似た内容のページは、後から出したほうが不利になります。
どこに人が手を入れるべきですか?
優先順位をつけるなら、次の順です。
- 数字・固有名詞の確認 … 金額、期間、制度名、社名は必ず裏を取る
- 自社の経験を足す … 実際にあった相談、現場で聞いた困りごと
- 結論を言い切る … AIは無難にまとめがちなので、判断を明示する
2つ目が最も効きます。自社にしか書けない一文が入るかどうかで、文章の価値は大きく変わります。逆に言えば、そこさえ入れば全体をAIに任せても成立します。
irohaの見解
「AIに書かせて楽をする」と考えると、質の低い記事が増えるだけです。実際にやってみると分かりますが、AIが埋めてくれるのは形式の部分で、価値の部分は人が持ち込むしかありません。
検索エンジンも、AIが書いたかどうかで評価を分けているわけではありません。問題にされるのは、誰の役にも立たない内容を大量に出すことです。人が書こうがAIが書こうが、中身が薄ければ評価されません。
irohaでは、記事の下書きをAIが作り、必ず人が確認してから公開する手順にしています。監修に1本あたり20〜30分は見込んでいます。この時間を惜しむと、発信するほど信用を失うことになりかねません。
まとめ
AIの文章は下書きであって、完成品ではありません。数字を確認し、自社の経験を足し、結論を言い切る。 この3つを人がやれば、発信の量を増やしても質は落ちません。
判断に迷ったら、その文章を自分の名前で人に手渡せるかを考えてください。 渡せないなら、まだ公開する段階ではありません。
逆に、そのまま出すなら発信しないほうがましです。